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Camera Raw 機能のヒストグラム

最終更新日 2013/7/2

JPEG 形式と RAW 形式のメリットに続いて、Adobe Photoshop の Camera Raw 機能の使い方です。

RAW 画像を編集できるソフトウェアにも色々ございますので、編集方法の一例としてご紹介します。

Learn Photoshop CC | Adobe TV

解説には Adobe Photoshop CC の Camera Raw 8.0 を使用します。

Adobe Photoshop CC の Camera Raw 8.0 と、Adobe Photoshop CS6 の Camera Raw 8.1 の違いには、前者は「Camera Raw フィルターが使用できる」「スポット修正の選択方法が改良されている」といった違いがあります。

ほとんどのケースで同じように使用できるかと思いますが、一部の機能に違いがありますので、解説をご覧になる際はご留意ください。

補足:Adobe のアプリケーションは、CS から CC(Creative Cloud)に変更となりました。CS はパッケージ販売でしたが、CC はサブスクリプション(月額制)です。Adobe Creative Suite 6 製品の販売とサポートは続きますが、CS アプリケーションの次バージョンをリリースする予定は今のところ無いそうです。詳しくは、お客様へ - アドビからのメッセージをご覧ください。

Camera Raw の画面

編集/開くで RAW 画像(.NEF)を選択するか、ファイルを Photoshop にドラッグ&ドロップすると、上の画像のように Camera Raw が起動します。

Adobe Bridge からファイルを開くこともできますし、複数の RAW 画像(.NEF)を同時に開くこともできます。

非破壊編集(変更を上書きしないので復元可能)ですが、念のため編集用にコピーした RAW 画像(.NEF)を使用すると便利だと思います。(設定内容は xmp ファイルに保存されているので、xmp ファイルを削除すれば初期設定に戻るかと思います)

移動したスライダーは、スライダーをダブルクリックで初期設定の値に戻ります。

Alt+Ctrl+Z(1段階戻るのショートカットキー)で、直前に行った設定を取り消すこともできます。

Alt キーを押すと、キャンセルボタンが初期化ボタン(適用前の設定を初期化するボタン)に変わります。

プレビューの ON(チェックを入れる)と OFF(チェックを外す)を切り替えると、編集の効果がよく分かります。

ヒストグラムの見方

ヒストグラムを使用して階調を調整する方法 (Photoshop Lightroom 4)

Camera Raw の画面右上には、ヒストグラムが配置されています。

ヒストグラムとは、輝度(光源の明るさ)値ごとにピクセル数の分布を表したものです。

全体的に明るい写真では、ピクセル数が右寄りに分布します。

全体的に暗い写真では、ピクセル数が左寄りに分布します。

全色調を使用した写真では、ピクセル数が全体に分布します。

シャドウクリッピング警告(黒つぶれ警告)をオンにすると、真っ黒(RGB 0,0,0)の部分が青色で表示されます。

ハイライトクリッピング警告(白飛び警告)をオンにすると、真っ白(RGB 255,255,255)の部分が赤色で表示されます。

意図的に真っ黒や真っ白にしている場合は、警告はオフで良いと思います。

調整スライダーを動かすと、ヒストグラムも動きます。

ヒストグラムは、適切な色調補正の判断に役立てることができます。