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Adobe Illustrator CS5 の使い方

Adobe Illustrator CS5(アドビ イラストレーター CS5)の使い方を見てみたいと思います。ご参考になれば幸いです。

Adobe Illustrator CS5 Windows 版 を利用した解説です。

Adobe Illustrator とは

Adobe Illustrator とは、ベクトルグラフィックス(ベクトル画像)(ベクターイメージ)をデザインするドロー系ソフトウェアです。

ベクトルグラフィックスとは、線や面などの図形要素に関するパラメーターで表現するデータのことです。

これに対し、ビットマップグラフィックス(ラスタグラフィックス)とは、色のついたドット(点)の羅列で表現するデータです。

Illustrator のベクトルグラフィックスは、線や面の輪郭がはっきりとした人工的な画像の作成に適しています。

逆に、写真や自然画など複雑な輪郭や配色を持つ画像には向きません。

ビットマップグラフィックスと比べて、画像を拡大・縮小しても基本的に劣化しないという特徴があります。

Photoshop のビットマップグラフィックスは、写真や自然画など複雑な輪郭や配色を持つ画像の扱いに適しています。

しかし、拡大すると輪郭がギザギザになったり、縮小すると画像情報が失われたりと、拡大・縮小・変形に適していません。

Illustrator と Photoshop の違いには、以上のように主に扱う表現方式に違いがあります。

Illustrator は、印刷用画像の作成(ロゴ・グラフ・地図など)を行うソフトウェアとして業界標準といえます。インターネットでも、ベクトルグラフィックスを利用する機会は増えています。

イラストを描くことを仕事とするイラストレーターには、必須のソフトウェアと言えるのではないでしょうか。

これから Adobe Illustrator を購入される方へ

既にご検討中かもしれませんが、Adobe 製品には Creative Suite というパッケージ版があります。

ADOBE CREATIVE SUITE の「DESIGN PREMIUM」「DESIGN STANDARD」「WEB PREMIUM」「PRODUCTION PREMIUM」「MASTER COLLECTION」には、Illustrator の他にも多数のソフトウェアが含まれています。

今後、Photoshop(フォトショップ)や InDesign(インデザイン)など他の Adobe 製品が必要な場合、その都度単品で購入するより Creative Suite の方がお得かもしれません。

体験版も使用できますしアドビストアでも親切に教えて頂けましたので、よく分からない方は調べたり体験版を使用してからでも遅くはないかと思います。

高額なソフトウェアですので、将来的な使用目的とアップグレードに関することも含めてご検討されると良いかと思います。これから購入される方のご参考になれば幸いです。

Adobe Illustrator は Adobe Systems Incorporated(アドビシステムズ社)の米国ならびに他の国における商標または登録商標です。