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デスクトップパソコンのメモリ増設方法

DELL(デル)純正の増設メモリが届きましたので、デスクトップパソコン DELL Inspiron 530(インスパイロン 530)へ設置したいと思います。

メモリ増設前が 1GB×2枚で合計 2GB なので、今回 1GB×2枚を増設して「合計4GB」としたい所ですが OS(オペレーティングシステム)の都合上、4GBは認識せず「3.24GB」となります。

以下は、DELL のテクニカルサポートで教えて頂いた内容です。

Windows XP 32bit、Windows Vista 32bit では、3GB ちょっとしか認識できません。

Windows Vista 64bit、Windows 7 64bit では 4GB のメモリを認識できます。

Windows XP 32bit でも、同じ規格・同じ容量のメモリであればデュアルチャネルとして利用できます。

今回メモリを増設する DELL Inspiron 530 の OS は Windows XP 32bit なので、4GB に増設しても 3.24GB しか認識できません。

メモリを増設する方法(手順)

メモリ増設に必要な道具は以下の通りです。

メモリ増設に必要な道具

電源プラグを抜いた、コンピュータ本体
トラブルを避けるため、コンピュータ本体からは電源プラグを抜いてください。 コンピュータ本体は、表が上になるように置きます。(Inspiron 530 であれば、大きいネジが付いている側面が表です)
増設メモリ
事前に購入した DELL 純正メモリを用意します。DELL 以外で購入される場合は、ノートパソコンのメモリ増設の記事がご参考になれば幸いです。
ドライバー
100円ショップで販売されているドライバーで十分です。カバーを外すときのみ使用します。
エアダスター(必須ではありません)
ついでにコンピュータ内部の埃(ホコリ)を掃除したかったので、サンワサプライ「エアダスター(逆さ OK エコタイプ)」を用意しました。

コンピュータ内部は静電気に弱いので、掃除機などを使用してはいけません。エアーでホコリを吹き飛ばして掃除する必要があります。

メモリ増設作業の注意点として、コンピュータ内部に触れる前には、静電気の除去を行います。

静電気による故障を防止
増設メモリもコンピュータ内部も静電気に弱く、静電気により故障する恐れがあります。作業を開始する前に、ドアノブなどの金属にしばらく触れるなどして体の中の静電気をカットして下さい。

コンピュータ本体のカバーを外すネジ

コンピュータカバーを外すため、ネジを2本取り外します。

ネジを外したら、コンピュータカバーを「手前に引き出し持ち上げて」外します。

メモリ増設前に空きスロットを確認

メモリを増設するための、空きスロットを確認します。

メモリコネクタ左右の固定クリップのロックを外す

まず、左右の固定クリップのロックを外します。(手前に倒します)

増設メモリの切り欠きを、空きスロットにある突起に合わせてセットします。(メモリモジュールの切り欠きを、メモリコネクタのクロスバーに合わせます)(方向が逆だと切り欠きが合いません)

増設メモリをセットし固定クリップをロック

増設メモリの両端に均等に力を加えて、「パチン」と固定クリップのロックがかかるまで真っ直ぐ押し込みます。(正しくセットすると、写真のように固定クリップが元に位置に戻ります)

※今回は、硬かったので増設メモリを片方ずつロックしました。片方を「パチン」とセットし、もう片方を「パチン」とセットする要領です。

初めて増設メモリをセットする方は、動画をご覧になることをお勧めします。
YouTube にて「デスクトップパソコン メモリ増設」といったキーワードで検索すると複数の動画がご覧になれると思います。

増設メモリをセットしたら、コンピュータカバーを閉じます。

増設後は 3.24 GB RAM と表示されます

「スタート」-「マイ コンピュータを右クリック」-「プロパティ」から「システムのプロパティ」を確認すると「3.24 GB RAM」と表示され正しく認識していることが分かります。

個人の感想になってしまいますが、2GB から 3.24GB にメモリを増設すると動作はかなり快適になります。

例えば、 Adobe(アドビ)のソフトは高性能ですが、その分他のソフトより動作は重めです。2GB の環境で複数の Adobe 製品を起動するのと、3.24GB の環境で複数起動するのとでは速度が異なります。

windows xp の高速化設定を複数紹介していますが、「デザインを取るか」「パフォーマンスを取るか」という選択になりがちです。しかし、このメモリ増設ならデザインを維持しつつ、パソコンの高速化を実現することができます。