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Adobe Photoshop CS5 の明るさ・コントラストとレベル補正

モード・カラーテーブルの続きです。Adobe Photoshop CS5(アドビ フォトショップ CS5)の使い方を理解するために、メニューバーの「イメージ」に収録された機能を見てみたいと思います。

Photoshop CS5 色調補正の明るさ・コントラストなど

「明るさ・コントラスト」補正の適用 - Photoshop CS5 ユーザーガイド

メニューバー「イメージ」の色調補正の明るさ・コントラストは、明るさスライダーとコントラストスライダーを利用した色調補正を行います。

Photoshop CS5 の明るさ・コントラストダイアログボックス

明るさスライダーでは、ハイライト部分とシャドウ部分の広がりを調整します。

コントラストスライダーでは、色調値(色の濃淡・強弱・明暗の値)の拡張・縮小を行います。

「イメージ」-「色調補正」-「明るさ・コントラスト」で調整を行うと、直接画像レイヤーに調整が適用されるため画像情報が破棄されます。

新規レイヤーで調整を行うには、「レイヤー」-「新規調整レイヤー」-「明るさ・コントラスト」-「新規レイヤーダイアログボックスで OK を選択」を行います。

もしくは、色調補正パネルで明るさ・コントラストのアイコン(明るさ・コントラストの調整レイヤーを新規作成)を選択します。

Photoshop CS5 のレベル補正ダイアログボックス

レベル補正を使用した色調範囲の調整 - Photoshop CS5 ユーザーガイド

色調補正のレベル補正は、黒点スライダー(レベル 0 )(シャドウ)と白色点スライダー(レベル 255)(ハイライト)を移動してカラーバランスを調整します。中央のスライダー(グレー)(中間調)は、画像のガンマを調整します。

スポイトツールには、画像内でサンプルして黒点を設定・グレー点を設定・白色点を設定の3つがあります。スポイトツールを使用すると、色かぶり(特定の色が強く出てしまうこと)を補正できます。

Photoshop CS5 でレベル補正を行った画像の例

上の画像はレベル補正の一例です。右がレベル補正後の画像です。レベル補正を使うと、プレビューで確認しながらカラーバランスを幅広く調整できます。

明るさ・コントラストと同じく、「イメージ」-「色調補正」-「レベル補正」で調整を行うと画像情報が破棄されます。

新規レイヤーで調整を行うには、「レイヤー」-「新規調整レイヤー」-「レベル補正」-「新規レイヤーダイアログボックスで OK を選択」するか、色調補正パネルでレベル補正のアイコンを選択します。

自動補正を選択すると、黒点と白色点が自動的に調整されます。色調補正パネルのレベル補正またはトーンカーブを選択して、Alt キー(Mac OS は Option キー)を押しながら自動補正を選択すると、自動カラー補正オプションダイアログボックスが表示されます。

自動カラー補正オプションダイアログボックスでは、自動補正オプションの初期設定を変更できます。