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Windows 7 の Print Spooler を無効化

Link-Layer Topology Discovery Mapper の無効化に続いて、Print Spooler を無効にする方法です。

Windows 7(セブン)の高速化設定に関する記事です。

当方でも実際に操作を行なってからご紹介しておりますが、環境の違いもございますので、操作はご自身の責任でお願いいたします。

必要なサービスを停止すると、一部プログラムの誤作動やシステムが不安定になるといったトラブルが起きる可能性もあります。

サービスの管理は、Microsoft 管理コンソール(MMC)サービス スナップインで行います。

Print Spooler を無効に設定

Print Spooler とは、遅延印刷のためファイルを読み込んでメモリに格納するサービスです。

依存関係タブを確認すると、このサービスに依存しているシステムコンポーネント(このサービスが必要なコンポーネント)には Fax があります。

Print Spooler は、初期設定はスタートアップの種類は「自動」で、サービスの状態は「開始」になっています。

すべての印刷機能を使用しない(Adobe PDF などへの変換も含め)、Fax 機能を使用しない、リモートデスクトップを使用しないといった方は、無効にしても問題ないかと思います。

Print Spooler を停止すると、例えば Word や Photoshop といったソフトウェアで印刷機能が使用できなくなります。

第 7 章 : システム サービス - Microsoft TechNet には、Print Spooler サービスの停止について以下のように注意書きがあります。

Print Spooler サービスを停止すると、ローカル コンピュータから FAX を印刷または送信できません。ターミナル サービスを実行するサーバーで Print Spooler サービスが停止すると、システムのレジストリ ハイブが徐々に大きくなり、システム ボリュームがいっぱいになって、サーバーがクラッシュする可能性があります。

ターミナルサービスとは、1台のサーバーにプログラムをインストールして、複数のユーザーがネットワークを通じてアクセスして作業を行う機能です。

キーボードや表示に関する情報だけがネットワークを経由して転送されるので、アクセスする自宅のコンピューターの処理能力が低くても作業が行いやすいなどのメリットがあります。

リモートデスクトップも、ネットワークを通じて他のコンピューターを操作する機能なので、Print Spooler を停止することで同じようなトラブルが考えられると思います。

Windows 7 の高速化を目的とした記事ですが、サービスを1つ停止しただけでは体感できるほどのパフォーマンスの向上は期待できないと思います。

ご自身の使用環境と合わせて、無理のない高速化設定から行なって頂けたら幸いです。