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Windows XP の動作が重くなる原因

最初は軽快だった Windows XP が、使い続けるうちに重くなることがあります。

動作が重くなる原因には、「使用するソフトウェアが増えた」「重たいソフトウェアを使用するようになった」「不要ファイルが大量に溜まっている」などがあります。

メモリを増設すれば、最も効果的に動作を改善できるかもしれません。

しかし、メモリを購入する費用はかかりますし、そもそもメモリを増設できないパソコンという可能性もあります。

メモリを増設できない場合は、Windows XP の無料高速化設定を行うことで動作の改善が期待できます。

特に Windows XP を初期設定のまま使っている方は、体感速度がかなり変わると思います。

「パフォーマンス優先の設定」から「スタートメニューをカスタマイズ」までは、視覚効果(デザイン)よりパフォーマンスを優先することで高速化する方法です。

視覚効果を無効にしたり、表示されるアイコンの数を減らせば、負担が少なくなるので高速化が期待できます。

デザイン的には少し寂しくなりますが、動作のキビキビ感は増します。

「常駐ソフトを停止する方法」から「ディスクデフラグを実行」までは、実行するプログラムの数を減らしたり、ファイルの断片化を解消することで高速化する方法です。

視覚効果は無効にしたし、ハードディスクの空き領域も十分にあるという場合は、不要な常駐ソフトが動作を重たくしていないか確認してください。

「プログラムの追加と削除」から「閲覧の履歴の削除を行う方法」までは、ハードディスクの容量不足を解消する方法です。

ディスク領域不足の警告が表示されるなど、ハードディスクの空き領域(容量)を確保する必要がある場合に有効です。(もちろん、不要ファイルを削除するという対応でも構いません)

Windows XP の無料高速化設定の中には、システム構成(msconfig)のスタートアップなど注意が必要な操作もございます。ご自身で影響の把握できない操作は、実行しないことをお勧めいたします。大変恐縮ですが、個別のフォローはできかねますので操作はご自身の責任でお願いいたします。

使用目的にもよりますが、Windows XP の無料高速化設定を行うことでサポート期限まで使用できると思います。(Windows XP Service Pack 3 のサポートは、2014年4月まで続く予定です)

ご自身の使用環境に合わせて、Windows XP の無料高速化設定を行なってみてください。