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Illustrator CS5 パスの単純化の使用方法

パスのオフセットの続きです。Adobe Illustrator CS5(アドビ イラストレーター CS5)の使い方を理解するために、メニューバー「オブジェクト」に収録された機能を見てみたいと思います。

Illustrator CS5 のメニューバー「オブジェクト」

メニューバー「オブジェクト」のパスの単純化

Adobe Illustrator CS5 * パスのスムーズ処理と単純化

Illustrator CS5 の単純化ダイアログボックス

メニューバー「オブジェクト」のパスの単純化とは、余分なアンカーポイントを削除する機能です。

パスの単純化を使用すると、パスの形状を変えることなくファイルサイズを小さくすることができます。

上の画像は、ブラシツールで描いた渦巻きにパスの単純化を行った例です。左のオブジェクトをコピーした、右のオブジェクトにパスの単純化を適用しています。

単純化ダイアログボックスを見ると、オリジナルが 17 pts ・現在が 12 pts と単純化されることが確認できます。

プレビューの通り、形状にはほとんど変化は見られません。

曲線の精度を上げると、アンカーポイントの数が増えます。

角度のしきい値では、角の滑らかさを設定できます。

オプションの直線にチェックを入れると、アンカーポイント間が直線になります。

オリジナルを表示にチェックを入れると、オリジナルのパスが赤で表示されます。

オブジェクトを選択してアンカーポイントの追加を選択すると、パスにアンカーポイントが追加されます。

ダイレクト選択ツールでアンカーポイントを選択してアンカーポイントを削除を実行すると、選択したアンカーポイントが削除されます。アンカーポイントを複数選択する場合は、Shift キーを押しながら選択します。

アンカーポイントの追加ツール

アンカーポイントの追加と削除は、ツールパネルのアンカーポイントの追加ツールとアンカーポイントの削除ツールからも可能です。

Illustrator CS5 の背面のオブジェクトを分割

背面のオブジェクトを分割とは、選択したオブジェクトをクッキーの型のように使用して背面のオブジェクトを切り抜く機能です。

上の画像の例では、長方形ツールで描いた正方形の上にスターツールで描いた星を載せました。右側のオブジェクトはコピーです。

スターツールで描いた星を選択して「オブジェクト」-「パス」-「背面のオブジェクトを分割」を選択すると、右側のオブジェクトのように星の形に切り抜かれます。

Illustrator CS5 の段組設定ダイアログボックス

段組設定とは、オブジェクトを段組に分割する機能です。

上の画像は、正方形を段組に分割した例です。長方形ツールで正方形を描き「オブジェクト」-「パス」-「段組設定」を選択すると、段組設定ダイアログボックスが表示されます。

ダイアログボックスでは、行と列の段数や間隔などを設定できます。段組に分割したオブジェクトは、移動や拡大・縮小などそれぞれに操作が可能です。

Illustrator CS5 のパスの削除ダイアログボックス

パスの削除とは、余分なポイントや空のテキストパスを削除してファイルサイズを小さくする機能です。

「オブジェクト」-「パス」-「パスの削除」を選択すると、パスの削除ダイアログボックスが表示されます。

余分なポイント、塗りのないオブジェクト、空のテキストパスを選択して削除を行います。