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Camera Raw 機能の明暗別色補正
最終更新日 2013/7/2
HSL / グレースケールに続いて、明暗別色補正の使い方です。
解説には Adobe Photoshop CC の Camera Raw 8.0 を使用します。
Creative Suite * Camera Raw の紹介 - Adobe
明暗別色補正では、グレースケール画像に着色したり、カラー画像で特殊効果を作成できます。
グレースケール画像に着色する方法は、まず HSL / グレースケールタブの「グレースケール」にチェックを入れて、グレースケール画像に変換します。
明暗別色補正タブをクリックします。
ハイライト側の色相(色)と彩度(色の鮮明さや純度)を調整します。
シャドウ側の色相と彩度を調整します。
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バランスでは、ハイライト側とシャドウ側の影響度を調整します。(例えば数値をプラスにすると、ハイライト側の影響が増します)
カラー画像で明暗別色補正を行った場合は、特徴的な効果を得ることができます。
レンズ補正では、レンズが原因の問題を補正します。
色収差(色のズレ)、歪曲収差(外側や内側に湾曲・直線に写らない)、ビネット(ヴィネット)(周辺光量低下・中心と外側の明るさの差)といった問題が起きた時に使用します。
プロファイルタブ、カラータブ、手動タブにて調整を行います。
効果では、粒子(フィルムカメラで得られるザラついた粒状感による表現)と周辺光量補正(中心と外側の明るさの差)を調整します。
アーティスティックな効果を追加できます。
切り抜きツールを使用する前後でも、周辺光量補正を行うことができます。
カメラキャリブレーションでは、カメラプロファイルの設定を変更します。
例えば、風景写真なら Camera Landscape、人物写真なら Camera Portrait を適用すると、思い通りのイメージに近づくかもしれません。
色かぶり補正と色度座標値は、スライダーで調整します。
プリセットでは、調整内容を保存して再利用します。
現在の調整内容は、新規保存ボタンから保存します。
プリセットの名前をクリックすると、保存した調整内容が適用されます。
プリセットは、他のファイル(写真)でも使用できます。
設定メニュー/設定の読み込みをクリックすると、プリセット(xmp ファイル)を保存したフォルダが表示されます。
スナップショットでは、作業途中の調整内容を記録します。
プリセットと違い、記録した調整内容は現在のファイルでのみ使用できます。
キャンセルボタンで Camera Raw を閉じた場合は、スナップショットは保存されません。
例えば、完了ボタンで Camera Raw を閉じると、スナップショットは xmp ファイルに保存されます。
その場合は、次回に RAW 画像(.NEF)を開いた時もスナップショットを利用できます。
上の画像のように、編集前のスナップショットを記録しておくと、最初から編集をやり直したいときに便利です。
プリセットを記録しておくと、複数のバージョンを作成したり、思い切った調整をするのに役立ちます。
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