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レンズの特性による歪曲収差
最終更新日 2014/9/14
Adobe Photoshop CC の Camera Raw 機能で、歪曲収差を補正する方法です。
公式サイト:写真のゆがみを補正する方法 (Photoshop CC)
解説に使用するデジタル一眼レフカメラは、ニコン FXフォーマット デジタル一眼レフカメラ D600(28-300 VR レンズキット)です。
歪曲収差(わいきょくしゅうさ)とは、レンズの特性によって、直線が外側や内側に湾曲して写ることです。
デジタル一眼レフカメラで撮影した額ですが、内側に歪曲(糸巻き型収差)しています。(赤線は Photoshop で引いた直線です)
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この歪曲収差を、Adobe Photoshop CC の Camera Raw 機能で補正します。
RAW 形式(.NEF)で保存したファイルをダブルクリックすると、Camera Raw が起動します。
レンズ補正/プロファイルをクリックして、レンズプロファイル補正を使用にチェックを入れます。
補正が自動的に実行されます。
補正結果は、画面左側でプレビューされます。
レンズプロファイル(メーカー・モデル・プロファイル)は、自動的に取得されます。
補正量の「ゆがみ」と「周辺光量補正」は、手動でも調整できます。
上の画像は、補正結果です。(赤線は Photoshop で引いた直線です)
歪曲収差が補正されて、額の縁が直線になりました。
レンズプロファイル補正を使用にチェックを入れるだけなので、とても簡単な作業です。
JPEG 形式(.JPG)で保存した写真の歪曲収差を補正する場合は、RAW 形式(.NEF)と操作が異なります。
JPEG 形式(.JPG)の場合は、Adobe Photoshop CC を起動/ファイル/指定形式で開く/開くダイアログボックスを表示します。
開くダイアログボックスで、編集するファイルとプルダウンメニューから Camera Raw を選択して開くをクリックします。
または、Adobe Photoshop CC でファイルを開いて、フィルター/Camera Raw フィルターを選択します。
Camera Raw の画面で JPEG 形式(.JPG)のファイルが開かれるので、レンズ補正で歪曲収差を補正します。
JPEG 形式(.JPG)の場合は、レンズプロファイルを手動で指定するか、手動タブからの補正になるかと思います。
JPEG 形式(.JPG)でも歪曲収差の補正はできますが、補正する予定がある場合は、RAW 形式(.NEF)で写真を保存しておくと便利です。
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