Adobe Photoshop CS5 の白黒とチャンネルミキサーとは

自然な彩度とカラーバランスの続きです。Adobe Photoshop CS5（アドビ フォトショップ CS5）の使い方を理解するために、メニューバーの「イメージ」に収録された機能を見てみたいと思います。

カラー画像の白黒画像への変換 - Photoshop CS5 ユーザーガイド

メニューバー「イメージ」の色調補正の白黒とは、カラー画像をグレースケール画像（白から黒までの明暗だけで表現する画像）に変換する機能です。

「イメージ」-「色調補正」-「白黒」を選択すると、白黒ダイアログボックスが表示されます。

プリセットには、ブルーフィルター・暗く・グリーンフィルター・ハイコントラストブルーフィルター・ハイコントラストレッドフィルター・明るく・ブラック（最大）・ホワイト（最大）・ND フィルター・イエローフィルターなどが用意されています。以前に保存した設定があれば、その設定も選択できます。

カラースライダーを利用すると、レッド系・イエロー系・グリーン系・シアン系・ブルー系・マゼンタ系のグレー階調を調整できます。スライダーを右に移動すると明るくなり、左に移動すると暗くなります。

着色にチェックを入れると、色相（色合い）と彩度（色の鮮やかさ）をスライダーで調整できます。

白黒も他の色調補正と同じく、画像情報を破棄せず新規レイヤーで調整を行うには「レイヤー」-「新規調整レイヤー」-「白黒」を選択するか、色調補正パネルで白黒のアイコンを選択します。

レンズフィルターコマンドを使用したカラーバランスの変更 - Photoshop CS5 ユーザーガイド

色調補正のレンズフィルターとは、カメラのレンズにフィルターを取り付け、色彩効果を適用するテクニックに良く似た機能です。

フィルターには、フィルター暖色系・フィルター寒色系・オレンジ・イエロー・バイオレット・ネイビーブルー・エメラルドグリーン・ヤマブキ・マリンブルーなどがあります。プレビューで確認すると、各フィルターの違いがよく分かります。

適用量スライダーでは、フィルターのカラーの強さを調整します。100% に近づくほど、強くカラーが適用されます。

カラーチャンネルの混合 - Photoshop CS5 ユーザーガイド

色調補正のチャンネルミキサーとは、高品質なモノクロ画像やセピア調の画像を作成できる機能です。

プリセットでは、ブルーフィルターをかけたモノクロ（RGB）やオレンジフィルターをかけたモノクロ（RGB）などが選択できます。

他の色調補正と同じく、画像情報を破棄せず新規レイヤーで調整を行うには、新規調整レイヤーを作成するか、色調補正パネルでチャンネルミキサーのアイコンを選択します。