グラデーションオーバーレイとパターンオーバーレイの使い方

カラーオーバーレイの続きです。Adobe Photoshop CS5（アドビ フォトショップ CS5）の使い方を理解するために、メニューバー「レイヤー」のレイヤースタイルに収録された機能を見てみたいと思います。

カスタムレイヤースタイルの適用または編集 - Photoshop CS5 ユーザーガイド

レイヤースタイルのグラデーションオーバーレイとは、グラデーションで塗りつぶす機能です。

花の画像をグラデーションオーバーレイ（グラデーションエディターでスペクトルを選択）で塗りつぶしました。

不透明度は 50 % です。不透明度 100 % に設定すると、花の画像はスペクトルで完全に塗りつぶされます。

グラデーションエディターの概要 - Photoshop CS5 ユーザーガイド

グラデーションエディターを表示するには（グラデーションを編集するには）、レイヤースタイルダイアログボックスのグラデーションオーバーレイを表示し、グラデーション内を選択します。

テキストレイヤー「GRADATION」に、グラデーションオーバーレイを適用します。

設定方法は、描画モードは通常で不透明度は 100 % です。グラデーションは描画色から背景色（初期設定）に、赤のカラー分岐点（位置 50 % ）を追加しました。不透明度の分岐点は、100 % のままです。逆方向にチェックを入れています。

新規レイヤーに楕円形ツールで円を描き、グラデーションオーバーレイを適用しました。設定方法は、グラデーションエディターのプリセット「オレンジ、イエロー、オレンジ」を適用するだけです。グラデーションを調整することで、さまざまな素材の制作に役立つかと思います。

レイヤースタイルのパターンオーバーレイとは、パターンで塗りつぶす機能です。

花の画像を、パターンオーバーレイ塗りつぶしました。

レイヤースタイルダイアログボックスのパターンオーバーレイで、パターンピッカーを開きます。パターンのサテンを適用します。描画モードはビビッドライトで、不透明度は 50 % に設定しました。

テキストレイヤー「PATTERN」に、パターンオーバーレイを適用します。

設定方法は、パターンの編み目（フラット）を適用するだけです。

「ベベルとエンボス」とシャドウを追加しました。他の効果を追加することで、違った雰囲気にできるかと思います。他にも様々なパターンが予め用意されているので、色々と適用してみてはいかがでしょうか。

カラーオーバーレイ、グラデーションオーバーレイ、パターンオーバーレイと並びますが、それぞれ塗りつぶし機能です。とても細かな設定が可能なので、プレビューで確認しながら調整してみてはいかがでしょうか。