情報タブの文書の保護に収録されている機能

Word（ワード） 2010 の使い方を理解するために、リボンに収録されている機能を順番に見ていきたいと思います。

まずは、Backstage ビュー（バックステージ ビュー）を見てみたいと思います。

Backstage ビューについて - Word - Microsoft Office

「ファイル」タブをクリックしたときに表示される画面が「Backstage ビュー」です。

ファイル全体の操作が見やすく表示されます。

Backstage ビューの上部には、「上書き保存」「名前を付けて保存」「開く」「閉じる」といった基本操作が並びます。

上書き保存（ Ctrl + S ）は、デフォルトでクイック アクセス ツール バーにも表示されています。

上の画像は、テンプレートを開いたときに「情報タブ」に表示される画面です。情報タブには、単語数や作成日時といったファイルの情報が表示されます。

一番上に互換モードと表示されているのは、テンプレートが Word 2007 や Word 97-2003 といった、以前のバージョンの文書のためです。

互換モード（新バージョンで旧バージョンのシステムを再現）で表示されていますが、変換をクリックすると無効になっている新機能が有効になります。（文書のレイアウトが変更される場合があります）

文書の保護をクリックすると「最終版にする」「パスワードを使用して暗号化」「編集の制限」「デジタル署名の追加」というメニューが表示されます。

「最終版にする」をクリックして設定すると、編集が完了した最終版として保存されます。編集を防ぐ意味を持ちます。

「パスワードを使用して暗号化」をクリックしてパスワードを設定すると、パスワードを入力しないとファイルが開けなくなります。

「編集の制限」をクリックすると、書式設定と編集の制限の画面が開きます。利用可能な書式を制限したり、許可する編集の種類を指定したりといった操作が可能です。

「デジタル署名の追加」からは、電子文書の正当性を保証するために付けられる署名情報が設定できます。文書の作成者本人であることや、文書が途中で改ざんされていないことの証明となります。

デジタル署名を追加すると編集を防ぐため最終版として設定されますが、文書を編集すると署名は無効になります。